入社日から時間が経ってしまいましたが…。9月1日からNTTコミュニケーションズのデザインスタジオ「KOEL」にUIデザイナーとして入社しました。KOELという名を初めて聞いたという方も多くおられるかと思います。KOELは2020年4月にNTTコミュニケーションズ社内に設立された、デザインを専門とする組織です。
チームにはNTTコミュニケーションズ、NTTグループ内でデザインの浸透に邁進してきた鉄人の方々、若くて有望なデザイナーたちが、日々社内外の様々なプロジェクトにデザインの力を発揮しようと邁進しています。そんな中で私もUIデザイン領域の専門家として、早速いろんなプロジェクトに関わらせていただいています。
KOELという名はちょっとユニークですが、この名前になんとなくピンと来るところがありました。聞くとこの名前には、あらゆるものを「超える」という意味が込められているとのことでした。ロゴには真ん中に斜めの切込みが入っていますが、この角度は人が物を投げる時に最も遠くへ飛ばせる40.89°になっているそうです。
NTTグループは元々国営でもあり、多くの大企業の中でも特に、お堅い、古い、といったイメージが私の中にもありました。そんな前提がありながらも、チームのメンバーと会話を重ねれば重ねるほど、NTTっぽいイメージではなく、良い意味でNTTらしくない、新しいイメージが自分の中に築かれていくのが分かりました。
NTTコミュニケーションズは通信事業の分野でまさに「社会のインフラ」を支える企業。民営でありながら、ある種の使命感が期待される企業でもあります。そんな中、デザインの力でお堅い社内の成約、古い価値観、社会における常識を超え、そして通信事業分野として物理的な距離を、デザインの力で超えることを信じる人がKOELには集まっています。
…と、かなりカッコよさげな話をしていますが、ジョインしてみてまだまだそうした理想に及んでいない部分も見てきました。巨大な組織の中でデザインを根付かせる活動は、予想以上に草の根的な動きが必要になる部分もあり、これまで自分が悩んだことのない問題にも早速ぶち当たりまくっています。
しかし、仲間として受け入れてくださったチームの方々は、皆デザインにおけるどこかしらの領域のプロフェッショナルでありつつ、自分たちの組織に誇りを持っていて、フランクで前向きで、一緒に問題を解決していこう!と協力しあう、ポジティブな空気が漂っています。コロナ渦でリアルに会ったことも無い人がいるにも関わらず、このチームワーク感は半端ないです。
社会インフラの常識を超えるなんて、自分ひとりの力では到底難しい話です。しかし、NTTコミュニケーションズの各領域のスペシャリストと、デザインを専門とするKOELが力を合わせれば、理想として掲げる「Smart World」の実現に、自分も少しでも貢献できるのでは?と思ったりもしています。
最後に所信表明的な話で、ちょっとした夢を語っておきます。3年以内でどのくらい目標達成できたか、また振り返ってみたいです。
- コーポレートサイトのリニューアル
- 各種プロダクト、webサイトのデザインガイドラインの整備
- 新規事業立ち上げに関わるプロダクトのUI制作
- 社内における「分かりやすく美しい提案資料」制作力の向上
- 社内における「webサイト制作力」の向上
- デザイン業界でのKOELのプレゼンス向上
- KOELで一緒にUI領域を広める仲間を採用
- 何かしらデザインに関する書籍の出版
KOELについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下のリンクをご参照ください。それでは今後とも荒砂とKOELをよろしくお願いします!
KOEL DESIGN STUDIO by NTT Communications
note KOEL
note KESIKI | カルチャーデザイン03 チームへの誇り